エヌテックの想い

Thought

Our thought

「スマートなモノづくり」の実現への挑戦
皆さんが勝ち続ける文化の継承者です

代表取締役社長
堤 俊一郎Tsutsumi Shunichiro

エヌテックの強みを教えてください。特に技術面でどのような強みがありますか?

エヌテックの最大の特長は、製品のハンドリングシステムと画像処理システムを1社で提供できるところです。
ハンドリングシステムとは、ダンボールをパレット上に積み上げたり、一列で搬送されたPETボトルを複数列に振り分けたりする、製品搬送に関わる装置です。
また画像処理システムとは、画像処理技術を用いて製品一つひとつに不良や欠陥がないかを検査するシステムです。その2つのシステムを1社で提供できる会社は珍しいといえます。その強みを活かしながら、当社は「容器の動きを科学する」をミッションとして、製造現場の自動化設備を提供してきました。

その特長を実現する上で、どのような技術が活かされていますか?

ハンドリングシステムと画像処理システムの提供を可能にしているのが、「機械設計、サーボ・ロボット制御、画像処理、ハンドリング」の4つの技術です。創業以来、飲料・容器業界のお客様と、製造現場の自動化に関する共同開発に取り組む中で、これらの技術が培われてきました。また近年では、これらの装置に付加価値をもたらすために5つ目の技術として「AI・IoT技術」の開発にも注力しています。

その特長を実現する上で、どのような技術が活かされていますか?

近年の顧客ニーズの変化について、感じていることを教えてください。

今までは高性能な装置自体が求められてきましたが、今は「もっとラクにモノづくりがしたい」とか「安全に仕事がしたい」というように、お客様のニーズが高度化しています。そうした中で当社では、『容器の動きを科学する ~「スマートなモノづくり」をカタチにし、未来へつなぐ~』というミッションを再定義しました。「安全で、ストレスがなく、効率の良いモノづくり(スマートなモノづくり)の実現」にニーズが変化していると感じたことが、背景にあります。

近年の顧客ニーズの変化について、感じていることを教えてください。

新しいミッションのもとで、今後実現したいことは何ですか?

当社がこれまで培ってきた「モノづくり」の経験や技術に加え、AI・IoT技術を駆使した「コトづくり」を付加価値として提供していきたいと考えています。たとえば、装置は人の手で設定が行われていましたが、AIを用いて装置の設定を簡略化させることや、ウェアラブル端末の“ホロレンズ”を用いるリモートアシストを充実させることでお客様の工場に行かなくてもトラブル対応ができる仕組みを提供することでお客様のモノづくりの生産性向上に貢献していきます。自動化の先にある付加価値を提供することが、差別化のポイントになると思います。

新しいミッションのもとで、今後実現したいことは何ですか?

その付加価値を提供するために、どんなことに力を入れていますか?

お客様に提供する技術の開発と、それを創り出すヒトづくり。その2つに力を入れています。技術を生み出すのはやはり「人」なので、この2つは密接に結びつくものです。お客様の想いをカタチにするために技術開発とヒトづくりに力を入れ、「エヌテックのシステムを使いたい」「エヌテックと仕事をしたい」と思っていただけるような、“エヌテックブランド”を確立していきます。

若い人材がエヌテックで活躍するために必要なことを教えてください。

同じ製品を作り続けるのではなく、お客様のご要望に合った製品をオーダーメイドで作っていくのが、当社のビジネスモデルです。お客様の想いを実現するためには、「発想力」が必要になります。また、お客様のニーズは多種多様で、装置の稼働までには予測できないトラブルにいくつも遭遇します。それらに柔軟に対応する「現場力」も必要です。
いま、新型コロナウイルス感染症など外部環境の急激な変化により、従来の成功パターンが通用しなくなってきています。将来、会社の主力になった時に自ら思考して行動できるよう、若いうちから意識的に情報を吸収して多様な経験を積んでほしいと思います。

若い人材がエヌテックで活躍するために必要なことを教えてください。

エヌテックの歴史の中で、成長のきっかけとなった出来事はありますか?

開発型企業エヌテックの原点として受け継がれているエピソードがあります。
創業当時、まだ当社の経営基盤が不安定だった頃、ヤクルト本社様・東邦商事様からガラス瓶内部に浮遊する異物を検査する検査装置開発のテーマをいただきました。しかし、全力で開発に取り組んだものの、期限までに要求仕様を満たすことができず、お詫びを兼ねて報告に行くことになりました。その時にお客様が「あともう一歩。もう少し頑張ってみませんか?」という激励の言葉をかけてくださったそうです。改めて「必ず開発をやり遂げよう」という気持ちになり、それから半年かけて検査装置を完成させました。
私はこのエピソードを、当社の創業者である父(堤治彦前会長)から聞きました。歴史を通じて育まれた「新たな課題に挑戦し続け、形にするまでやりきる」という勝ち続ける組織文化が、着実に受け継がれていると感じます。

エヌテックの歴史の中で、成長のきっかけとなった出来事はありますか?

社風の面で、どんな特長のある会社ですか?

自信を持ってアピールしたいのは、若いうちから常に新たな設計・開発をやり続けることができ、技術者としての力を伸ばせる環境があることです。当社の技術者は、オーダーメイドで毎回新たなものづくりに取り組みます。また、若いうちから一人ひとりの社員が幅広い技術に携わることができます。大手企業や量産型の製造業ではできないような経験ができ、技術者としてレベルアップしていける環境があります。

若い技術者でも、お客様の課題解決のために自分のアイデアを活かす場面はありますか?

はい。むしろ、そういう場面ばかりです。当社の仕事のやりがいは、自分の発想力を活かしてお客様のニーズを実現し、信頼を勝ち取っていくことです。その結果、お客様に「○○さんと仕事がしたい」「○○さんに現場に来てほしい」と言っていただけることは、技術者としての一番の喜びだと思います。

求める人材像を教えてください。

何事にも興味を持って、常に謙虚に学び続けられる人に入社していただきたいと思います。物事に「興味」を持てる人は、主体的に「情報」を得ることができます。そうした習慣により、「考え方」や「行動」も変わってきます。その行動が最終的に、仕事の「成果」に結びつくと思います。あらゆるものに興味を持ち、自分で主体的に考える習慣を持ってほしいと思います。

求める人材像を教えてください。

次の時代を担う人たちに向けて伝えたいことはありますか?

2021年に、30・40歳代の中堅世代のメンバー14人で2030年を見据えた中期経営計画を検討するプロジェクトを行い、私はそのリーダーを務めました。プロジェクトを進める中で私は、意見が違ってもお互いを尊重し、納得できるまで議論することを大切にしました。先述のミッションも、その中で生まれたものです。また、創業者である前会長の信念を受け継ぎ、「想いをカタチに 人と社会に笑顔と豊かさを」という企業理念を策定しました。
前会長が生前言っていたのは、「企業経営で難しいのは、皆の心を一つにしてその道を外れず歩み続けること」という言葉です。プロジェクトを通してこの言葉の意味を再認識し、次の時代を担うメンバーの心を一つにすることができたと思っています。
そして、これから入社される皆さんもエヌテックのビジョンに共感していただけるようでしたら、ぜひエントリーしていただけると幸いです。これからのエヌテックを、私たちと一緒に盛り上げていきましょう!

次の時代を担う人たちに向けて伝えたいことはありますか?

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